以前のブログで住宅ローンの借り換えは、返済金額を軽減できることを紹介しました。団体信用生命保険(以下、団信)の保障内容をさらにグレードアップさせるチャンスでもあります。最近では色々な疾病特約付団信が登場しており、できれば保障内容を良くしつつ借り換えを考えてみてはいかがでしょうか。
住宅ローン借換時の注意点や、団信のポイントついて解説していきます。
最近では金利の上乗せなしでも加入できるガンなど疾病特約付団信が登場しています。団信の中には、就業不能状態かどうかに関係なく特定の疾病と診断されたら、住宅ローン残高相当額が保険金として支払われるものまであります。
一般的な金融機関では各種住宅ローンは借入金利におよそ0.1~0.3%上乗せすることで、保障の手厚い疾病特約付団信を提供しています。
団信に加入できるのは、住宅ローン申し込み時点のみです。加入後に住宅ローンの返済が始まると、保障内容の変更はできません。
現在加入している団信の保障内容が死亡および高度障害だけで頼りなく感じている人にとって、住宅ローンの借換時が団信を充実させるチャンスです。一般的には住宅ローンの借換時は、可能な限り返済額削減を考えている方も、自分のトータルのリスクマネージメントの中で住宅ローンを選択するとより安心した返済しながら生活していくことができます。
健康状態が悪化して、収入が減ってしまう様な状態になった時に心強い各種特約付き団信。
借換時には金利メリットだけでなく、将来の疾病リスクに備える特約付団信も比較検討するとよいでしょう。
住宅ローンを借り換える際の注意点
団信の保障内容を充実させる目的で住宅ローンを借り換える際には、いくつか注意点があります。次にあげる注意点を把握して、借り換えるかどうか慎重に検討しましょう。
●団信によって加入年齢などの条件が異なる
●新たに団信の加入審査に通る必要がある
●住宅ローンの借り換えに諸費用がかかる
●住宅ローンの借り換えで元本が増える場合がある
次回は団信疾病タイプの深堀。