「いちから教えて実華子ちゃん」今回は女性疾病補償特約は必要か否か迷った際のポイントに関してお話したいと思います。

ほけんのフルマークス

2021年12月16日 12:06

医療保険等の特約としてつけられる女性疾病特約。
新規加入や見直しの際に付帯するか悩まれる方も多いのではないでしょうか。
実際に私のお客様でも、結構質問されることが多いので、参考になれば嬉しいです。

女性疾病特約は、保険会社や商品によって違いはありますが、入院補償に上乗せで払われる会社が多いかと思います。

例えば、
・主契約の入院が1日5,000円
・女性疾病特約5,000円
の場合、通常の入院であれば5,000円のみですが、
女性疾病に該当する入院の場合、上乗せで5,000円が払われる為、入院1日1万円の補償が受けれます。

どんな病気が女性疾病に該当するかは、以前のブログに書いてあるので参考にしてください。(9月15日掲載:女性疾病とは)

該当する疾病や補償の内容はわかっていても、まだ決められないという方、多いかと思います。

そこで、迷った時のチェックポイントを3つ挙げますので、参考にしてみてください。

ポイント①
【公的補償で賄える範囲はどこまで?】

健康保険には高額療養費制度というものがあります。これは1ヶ月にかかった医療費が一定数を超えた場合、超過額が支給される制度です。
(注意点:食事代や差額ベッド代等は含まれないので自己負担になります。)
また、年収によっても自己負担の上限額は変わってきますので、確認が必要になります。

下記表は、平均的な自己負担額の一覧になります。

注1):過去5年間に入院し、自己負担を支払った人をベースに集計。(注2):高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額。(注3):治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品費などを含む。

生命保険文化センター1日当たりの医療費(自己負担額)はどれくらい?より抜粋

表の通り、入院時の自己負担額は1日だけでも平均で23,300円になります。

仮に10日入院した場合は20万を超えてくる計算になります。

高額療養費制度を使ったとしても、自己負担額は結構、高額になってきますね。

この自己負担額を賄う為に、どのくらいまで医療保険で備えたいのかが、まずポイントとなります。

ポイント②
【特約の保険料と保障のバランスはどうか。】

女性疾病特約は、あくまでも特約になるので保険料が上乗せになります。

これに関しても保険会社によっても違いますが、数百円ほどで特約を付帯できる可能性が高いです。

特約の保険料に対し、補償がどのくらい上乗せできるのか。

そのあたりも考えられるのも検討する上で大切です。

ポイント③
【対象となる女性疾病や妊娠・出産時のトラブルへの不安度】

やはり病気に対する不安度は大切です。
女性疾病の代表的な

「乳がん」「子宮筋腫」「子宮内膜症」に関しては、今や10人に1人と言われています。

あともう一つ。

大切になってくるのが、「妊娠・出産時のトラブル」です。

通常分娩であれば、女性疾病特約では補償対象外になりますが、帝王切開や切迫早産等は対象になるところが多いです。

出産時に帝王切開になった人の割合は、今や役5人に1人です。
また、通常分娩に比べて入院期間は長くなりますので、差額ベッド代等もかかってくる傾向にあります。
そういった自己負担分を備えられていれば、より安心ではないでしょうか。

以上、ポイント3つを踏まえ検討してみてはいかがでしょう。

まだ迷われている方、実際保険料がいくらになるのか確認したい方、
女性疾病に該当する疾病の範囲を比較して、きちんと検討したい方。
一度弊社までご連絡ください。

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